そのカバン、どこ産?世界各国で製造される日本のバッグ事情

日本にはさまざまなバッグブランドがあります。デザインを売りにするブランドから実用性重視のブランドまで多種多様なバッグが販売されていますが、ブランドの本社は日本にあっても実際に製造を手がけているのは日本国内とは限りません。
バッグの世界でも製造のグローバル化はとどまるところを知らず、世界各国で日本のバッグが作られています。国産だと思っていたバッグが意外な国で製造されていた、ということもよくあります。世界各国に見る日本のバッグ製造事情はどうなっているのでしょうか。

世界の工場「中国」

そのカバン、どこ産?世界各国で製造される日本のバッグ事情

世界的な生産基地として多くの工場が創業する中国では日本のバッグの製造が盛んです。中国製といえば安い代わりに低品質、というのはとっくの昔の話です。現在では製造技術の進歩が著しく、高品質のバッグも多数製造されています。
中国で生産されるバッグは低価格帯が中心です。内容はさまざまでナイロン製のスポーツバッグやナップザックから女性向けのハンドバッグやトートバッグ、100円ショップのビニールバッグまで日本で販売されているほぼすべての種類が中国で製造されていると言っても過言ではありません。

アパレル生産で知られる「バングラデシュ」

インドと国境を接するバングラデシュはアパレルの一大生産地として世界的に知られています。バッグ製造ではファッションブランド型のバッグ製造が盛んで、女性向けのハンドバックやショルダーバッグなどファストファッションを中心に多数のバッグが製造されています。

クロコダイルバッグに強い「タイ」

タイは高級品として知られるクロコダイル皮のバッグ製造が盛んな国です。日本のブランドが手がけるクロコダイルバッグにはタイで製造されているものが多く、現地にはクロコダイルを飼育する専用ファームがいくつもあります。クロコダイル革はなめすのに高い技術が要求されますがタイの鞣し技術は世界トップレベルの水準です。女性向けハンドバッグを中心に多くのブランドがタイでクロコダイルバッグを製造しています

自然派素材に強い「アフリカ」

遠く離れたアフリカの地でも日本のバッグが製造されています。
アフリカで製造されている日本のバッグは自然は素材が使われているものが中心で、エコバッグなど環境を意識他製品が目立ちます。原色を多用したアフリカ風の布地など個性的な色や柄をいかしたバッグも人気で、現地の女性自立支援を目的にNPOが手がけたアフリカ布キテンゲを使用したバッグは密かなブームとなっています。
土地の広さや労働力など大きな成長余地を残すアフリカで今後ますます日本のバッグ製造が盛んになっていくのは確実です。

確かな手仕事が価値を生む「イタリア」

ファッションの国イタリアには確かな手仕事の伝統が受け継がれています。バッグ製造では特に革製品に強く、男性向けビジネスバッグや女性向けハンドバッグなど1つ10万円以上する高級品を中心に日本のバッグが製造されています。
ファッション性の高さと実用品としての耐久性を兼ね備えた革製バッグ作りに関してはイタリアが世界一と言っても過言ではありません。

機内持ち込み可能なバックの選び方

鞄に思いを込める

物を作り出すと言う作業は、とても単純に考えますと、作り手がいかにしてこの作品を作り出したかの結果のみが物を言いますよね。

そこに到達するまでの過程や、どんな想いが込められいるかは、あまり知られないのが殆どです。

最近は量販店などの大量生産で、安くて使い勝手のいいバックが出回っていますので、あまりこだわりを持たない方も多いかと思います。

ですが、やはりオーダーで作らせていただく機会をいただくと、やはり大量生産ではなかなか難しいこだわりをご相談される事がしばしばあります。

贈り物であったり、ビジネスマンの方は通勤のためのバックだったり。靴と同じで、長く愛用すればするほど愛着も湧きますし、オーダーの場合、作り手が補修できる利点もあります。

 

ヒアリングが大事

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私が一番心がける事は、お客様の声をじっくり聞く事です。まずは何を目的としたバックなのか。

どんなデザインが希望なのか。素材はどんな物を望んでいるのか。簡単なデッサンを持ち込まれる場合もありますので、それをパターンで起こして作る事もあります。

やはり、機能的な問題などから、デザインを変更する時もありますので、そこをじっくり話し合うんですよね。

そうして少しずつ形になって行くバックを見て、お客様の愛着が益々湧いて来る。

私はそれを形にして縫い上げる。これは本当に楽しい作業です。

しかし、思い入れやこだわりがわかるからこそ、妥協は無いですよね。

完璧を求めてつい没頭してしまう事もしばしば。

納期までギリギリ仕上げる事もあります。

ですが、受け取ったお客様の笑顔や、使い潰すまで愛用して補修に来店された時は、表現しようの無い喜びを感じます。私の作るバックが、そのお客様の人生の一部になっているんだなと。

使い方によっては長く使えますが、やはり持ち手や底の部分の摩滅は避けられません。

その消耗具合を見ると、どれ位大事に使われているのか分かるんですよ。

雑に扱われたバックは、やはり傷みが激しい。

うちにオーダーに来られた方に、あまり激しい傷みがあるバックを補修に来られた方はいらっしゃいません。

皆さん一様に、手垢で黒ずんだ持ち手や、角が丸くなってしまった底の部分を補修されますね。床に投げたりしていたら、バックの腹の部分が傷むからわかりますよやっぱり。

少し傷が付いたり、変形したりするのは、使われる方の癖が関係したりしていますので、どんな用途に使われているのかを軽くお聞きしたりして、お手入れのアドバイスももちろん致します。長く愛用していただける作品を手掛けられる。

こんな喜び無いですからね。